バーマン

バーマン


英語表記
Birman

原産国
ビルマ(ミャンマー)

公認団体
CFA ・ TICA ・ FIFe ・ GCCF

毛種
長毛種

バーマンの歴史

バーマンは、現在のミャンマーであるビルマ原産とされています。9世紀から15世紀までのクメール王朝時代に残された記録の中に、強盗から寺院と高僧を守ろうとした白猫が手先だけを残し金色に輝く毛を与えられたという、バーマンとされる猫の伝説が残されています。

 

20世紀の始めころのミャンマーでは、イギリスや清帝国(現在の中国)が覇権を争って、ミャンマーを支配下に置こうと画策していました。ミャンマー国民の中にはこれに反対する動きもあったため、外国からの圧力と国内の内乱で治安が乱れていました。そういった情勢の中、何者かに襲撃された寺院を警護した2人のイギリス軍人がいました。フランスに住む彼らによよってミャンマーからフランスへ持ち帰った2頭の猫たちが、初めて西欧に渡ったバーマンであったと言われています。このうち1頭は、移送をしている間に亡くなってしまいました。しかし、もう1頭のバーマンはすでに妊娠しており、この母猫と子猫たちが、バーマンの繁殖の基礎となったのです。

1925年にはフランスの猫血統登録団体がバーマンを公認しました。

しかし、時代は第一次、第二次世界大戦下であり、世界中が食糧難に陥って、バーマンを始めペットの純血猫たちは絶滅の機器に瀕しました。

戦後残っていた純粋なバーマンはたった2頭しかいなかったため、毛色の似ているシャムなどを交雑し、猫種の復活のために計画繁殖されました。当初はシールポイントしかいなかったバーマンは、この時の交雑でブルーポイントなどの新しい毛色が生まれることになりました。

 

バーマンの特徴

バーマンは丸い顔にローマンシェイプと呼ばれる個性的な鼻をもち美しく澄んだ青い目をしています。

中型よりやや大きな猫で標準体重は3~7kg程度です。

被毛はまるでウサギの毛のようにサラサラしています。

最も特徴的なのは、白い手袋と靴下を履いたような四肢の先です。手の方はミトンまたはグローブ、足の方はレースと呼ばれます。

 

バーマンの性格

バーマンは落ち着いていて優しく、大きな体の甘えん坊です。辛抱強いく、人間の子どもとの付き合い方も大変上手です。

家族みんなと仲良くできる猫ですが、気に入った相手には家の中で付きまとうほどの愛情を示します。バーマンは大好きな人の気を引くために、パソコンの入力や新聞を読むこと、洗濯物をたたむことなどのお手伝いをしようとすることがありますが、ほとんど役に立たないでしょう。

 

バーマンの飼い方

バーマンは明るく活発ではありますが、運動量は成猫になると落ち着いてきます。

特に人間とのコミュニケーションを喜ぶようですので、おもちゃなどを使って遊んであげましょう。

 

バーマンは少し太りやすい傾向があり、中高齢になると運動不足で肥満が原因の疾患にかかる可能性もあります。

食事管理はしっかりと行ってあげましょう。

 

ミディアムロングの長毛であってもさらさらしているためもつれることは少ないです。

週に1~2度くらいはコーミングやブラッシングを行ってあげましょう。

 

バーマンの毛色

バーマンの毛色はソリッドでは代表的なシールブラウン、ブルーソリッドや、シルバー、ライラック、チョコレート、クリーム、トーティなどがあります。すべての毛色でポイントを持ちます。

 

バーマンの気を付けたい病気

バーマンには遺伝性疾患がいくつかあります。

命にかかわるほどの重大な疾患は少ないものの、股関節形成不全(歩き方がおかしい、歩行不能になる)、肘や膝の脱臼(関節がゆるくはずれやすい)、先天性貧毛症(成長しても毛量が増えない)、先天性白内障などの眼病、尾端壊死(尻尾の先が血行不良で壊死する)などが時々起きているようです。