ロシアンブルー

ロシアンブルー


英語表記
Russian Blue

原産国
ロシア

公認団体
CFA ・ TICA ・ FIFe

毛種
短毛種

ロシアンブルーの歴史

ロシアンブルーは、その名前からロシア原産の猫と思われがちですが、その起源ははっきりとはわかっていません。一説では、ロシアに土着していた猫が祖先で、北極圏に近いアルハンゲル(Archangel)島の原産と言われています。このアルゲンハルから、1860年ごろに商業船に乗せられ、イギリスに連れてこられて繁殖されたのがロシアンブルーとされています。しかし当時はまだロシアンブルーという名前は定まっていなかったため、知られているだけでもアーケンジェルやフォーリンブルー、スパニッシュブルー、マルティーズなどの名前で呼ばれていたそう。1880年代には、アークエンジェルキャットという名前で、イギリスのキャットショーに出展。1895年にはブルーという名前で出展されていたそう。灰色の毛をした猫をブルーと呼ぶことがあり、当時はまだ独立した猫種ではなく、同じ毛色をしたほかの猫と一緒にされていました。ロシアンブルーは、ロシア皇帝やイギリスのビクトリア女王の寵愛を受けたとされる猫。その高貴で美しい容姿から、愛好家に好かれて繁殖が盛んになり、大変高い人気となりました。その後、1912年には独立した猫種になり、ブリティッシュ・ブルーからクラス分けされ、ロシアンブルーと呼ばれるようになりました。その後、19世紀後半から20世紀前半にかけての戦争でロシアンブルーの個体数は激減。戦後、ロシアンブルーを復活させるために、異種交配の試みが始められることになりました。

美しいブルーの毛色を求める繁殖家はブリティッシュショートヘアなどの猫種と、小さな頭と大きな耳を持つ頭部から肩へのシルエットを求める繁殖家はシャムと、それぞれ交配を行い、最終的にはひとつの血統に統合されていくことになりました。ちなみに、この時交雑に使われたシャムの影響で両親ともシャムの毛色の遺伝子を持っているロシアンブルーを交配に使うと、21世紀の現代であってもシャムの毛色の子猫が生まれることがあります。

 

ロシアンブルーの特徴

ロシアンブルーはくさび型の小さな頭にエメラルドグリーンの大きな目、先がとがった耳は離れてピンと立っています。頭をすっと持ち上げたような首の姿勢ではコブラ・ヘッドとも呼ばれています。
小さな顔に切れ上がった口元は微笑んでいるようにも見えることから、彼らの顔立ちは「ロシアン・スマイル」と呼ばれます。
被毛は短毛のダブルコートで、細く滑らかな毛に覆われています。
しっぽは長く、手足は引き締まっており、細い体に無駄のない筋肉をまとった、中型のフォーリンタイプです。

ロシアンブルーの性格

ロシアンブルーは、プライドが高く気まぐれで、自分が親しんだ相手がほかの猫に情をかけると猛烈に嫉妬するなど、猫らしい性格も十分です。
性格的には気難しい面があり良い関係を結ぶことが難しいとされています。そんな猫ですから、絶対的な信頼関係を結んだ相手を独占しようとするのでしょう。
近年の繁殖家はこのような神経質な傾向の個体を繁殖に使わないようにして、性格の改良を図っているようです。
また、あまり鳴かない猫として知られています。

ロシアンブルーの飼い方

ロシアンブルーは若猫の頃の運動量は多く活発で、人間に遊びを要求することもしばしばです。しっかりとした体と信頼関係を作るために、積極的に遊んであげることが大切です。
高い所も好みますので、キャットタワーを用意してあげましょう。

ロシアンブルーは短毛ですが抜け毛はかなりあります。
定期的なブラッシングやコーミングは欠かせませんが、ロシアンブルーは嫌なことは徹底して嫌がることがあるので、小さい頃からケアに慣らしておきましょう。
敏感で、臆病ですが賢い猫ですので、子猫の頃から生活の様々な場面を経験させ、慣らしていくことが大切です。

ロシアンブルーの毛色

ロシアンブルーはブルー(灰色)の単色のみです。1本の毛の中に濃淡の部分があり、これによって被毛は光の波のように見えます。

ロシアンブルーの気を付けたい病気

ロシアンブルーは純血猫種としては遺伝性疾患が非常に少ない猫として知られています。
平均寿命は10~12歳とされていることが多いようですが、健康な個体では17~18歳まで長生きする個体も時々いるようです。
ほかの猫種と同じように、中年齢以上になったらこまめに健康診断を受けましょう。。

繊細な性格のロシアンブルーでは、日常の些細なきっかけからストレスを感じて、身心の変調を引き起こすことがあります。
来客にかまわれたり、見知らぬ猫や犬などを預かったりすると、食欲が落ちてしまったり、おなかを下すこともあります。ストレスが長期にわたると脱毛するなどストレス症状を起こしたりことがありますので、注意が必要です。