ボンベイ

ボンベイ


英語表記
Bombay

原産国
アメリカ

公認団体
CFA ・ TICA

毛種
短毛種

ボンベイの歴史

ボンベイは、インドの黒豹に似ていることから、インドの都市の名前を命名された猫種。バーミーズとアメリカン・ショートヘアをかけあわせて作りだされました。その誕生の背景には、1人の繁殖家の存在があります。アメリカのケンタッキー州に猫舎を持っていたあるニッキー・ホーナーという繁殖家です。あらゆるキャットショーで数々の賞を受賞してきたホーナーは、自分の人生の遺作として最高の猫作り出したいと考え、黒豹を小さくしたような美しい黒猫をつくることを決意します。

まず、ホーナーは、アメリカンショートヘアとバーミーズを交配することで、理想の黒猫を作ろうとしました。
しかしその時に生まれた子猫は理想とはかけ離れた猫でした。それから更に数年かけて理想の黒い猫を作ろうと試行錯誤を繰り返しました。
1965年、ホーナーはさらに熟慮して選んだバーミーズのオスとアメリカンショートヘアのメスの交配を行い、翌1966~1972年までの6年間、27頭の子猫を作り出します。こうしてバーミーズのつややかな被毛とアメリカンショートヘアの金銅色の目を持った黒猫が作出されました。
この猫たちの姿がインドの黒豹に似ていると感じたホーナーは、インドの街にちなんでボンベイと名付けたのでした。

次にホーナーは27頭の猫たちを土台に、ボンベイを増やすことで遺伝の多様化をはかり、より優れた猫種として育てていきます。ホーナーは特に27頭の猫の一部とその子猫たち106頭あまりの飼い主や協力してくれる繁殖者を探すことに大変苦労しました。
その上バーミーズの繁殖者仲間からはボンベイに対する良い関心を得られることが難しかったと伝えられています。
非常に多くの人たちから協力を得たホーナーはボンベイの育種と選択繁殖のために、、CFA登録の要件となる個体数の増加に取り組み、また愛好家クラブを設立しました。そして1976年、ようやくボンベイは新しい猫種としてCFAに登録され、以降1980年代には多くの猫血統登録団体も公認登録を行いました。
後の繁殖者たちの努力により、ボンベイはさらに1988年以降、アメリカのキャットショーで重要な賞を獲得するまでになりました。

ボンベイの特徴

小型の黒豹のような体格に金銅色の大きな目をしているのがボンベイの特徴です。
ゆるやかなクサビ型の頭部に短めの鼻、大きな目は1ペニー硬貨のサイズとも言われます。
標準的な体重は3~5kg程度とされています。

ボンベイの性格

ボンベイはアメリカンショートヘア譲りの明るい性格と、バーミーズから受け継いだ愛情深さがある猫のため家族の誰とでも仲良くします。
コミュニケーションの取りやすさは時に犬のようだとも言われます。賢く活発な性格で遊び好きです。

 

ボンベイの飼い方

ボンベイは活発で好奇心が強く運動が好きな猫です。高い所も好きなので、キャットタワーを用意したり、チェストの上などは整理しておきましょう。
時に犬のようだと言われる性格や知性を持っていますが十分にかまってやらないと注意を引くために、部屋を散らかすなどいろいろな手段を取ることがありますので、注意が必要です。

ボンベイは短毛ですので被毛の手入れは難しくありません、定期的なブラッシングで美しい被毛を維持しましょう。

 

ボンベイの毛色

ボンベイは短毛でブラックに限りますが、育種の過程でバーミーズを交配していましたので、ごく稀にブラウン(セーブル)の毛色が生まれることがあるようです。
また、目の色は金銅色(アンバーまたはカッパーゴールド)に限ります。

ボンベイの気を付けたい病気

バーミーズとアメリカンショートヘアのハイブリッドであるボンベイは、それぞれの猫がかかりやすい疾患の傾向を受け継いでいます。
バーミーズは歯周病などの歯科疾患が比較的起きやすいことが知られています。高齢になるほど歯石がたまりやすく、歯根から入った菌が他の臓器の疾患の原因になることもあります。
猫には磨きをするのはやや難しいですが、できるだけ子猫のうちから、歯磨きに慣らしておきましょう。