カオマニー

カオマニー


英語表記
Khaomanee

原産国
タイ

公認団体
CFA ・ TICA ・ GCCF

毛種
短毛種

 

カオマニーの歴史

カオマニーはタイ国原産の猫で、古いタイ語で「白い宝石」を意味する名前です。全身が白く、ブルーまたはイエローグリーンの眼、あるいは左右の眼の色が異なるオッドアイをもつ美しい姿から、タイ国王宮を中心に飼育され門外不出の時期もあったカオマニーは、そもそも個体数が少ないという事情もあり、海を超えて他国に渡ることはほとんどなかったのです。

 

20世紀終盤以降タイの発展に伴い、徐々にカオマニーの存在が知られることになり、1999年にはタイ国から輸入されたカオマニーを用いて北アメリカでの繁殖が始まりました。その後はフランス、イギリスでも繁殖が始まり、カオマニーの愛好家は増加の一途をたどっています。

2015年にはアメリカの猫登録団体TICAから新しい猫種として正式に認められて、キャットショーにもカテゴリーが設けられ出展できるようになりました。

 

猫の毛色の遺伝子には白い毛色を最優先して発現させるものがあり、ほかの毛色の遺伝子をすべて抑制しまいます。そのため、この遺伝子をもつ猫であれば、猫種にかかわらず全身が白くなります。また、この遺伝子は目の色素の発現にかかわる遺伝子であることから、オッドアイやブルーアイが生まれやすいのです。

カオマニーも、もともとはこうした白い猫を王宮の中でのみ長期間、繰り返し繁殖し、固定化することでできあがった猫種と考えられています。

カオマニーの特徴

カオマニーは短毛で、体重3~6kg程度。まっすぐで大きい耳、瞳はブルーまたはイエローからカッパーグリーンの間でオッドアイになる場合もあります。尾は長くまっすぐであることが望ましいとされていますが、原産国のタイではしっぽが曲がっている個体や、短い個体も多く存在するため、遺伝的多様性の保持を目的として、これらのしっぽも排除しない登録団体が増えているようです。

 

カオマニーの性格

カオマニーは好奇心旺盛でやんちゃな遊び好きです。

タイ国原産のほかの猫同様、人懐っこく、賢く、家族であれば犬などほかのペットや子どもとも仲良くできます。

 

カオマニーの飼い方

カオマニーは特に子猫から若猫の時は大変元気で活発です。

十分な運動スペースを用意し、キャットタワーなど登れるものも用意してあげましょう。

 

カオマニーのような特徴を持つ猫は難聴や視力障害を持つことが多くあります。声かけに反応しなかったり、危険回避が遅れたりする場合があります。

室外には出さずに安全を確保してあげましょう。

 

短毛ですので、手入れは楽です。定期的にコーミングをしてあげましょう。

カオマニーの毛色

全身が白1色であることが基本とされていますが、生まれてくる子猫は白い個体ばかりではなく、黒やタビーに白が混ざったもの、ポイントのあるものが生まれることもあります。

カオマニーの気を付けたい病気

カオマニーのように白い毛色が支配的である猫種や、青い目をもつ猫は聴覚障害や視力障害が起こりやすいとされています。これは、毛色にかかわるメラニン色素が、遺伝子上では聴覚や視力と強く関連していることから起こります。

白毛でブルーアイの個体や、オッドアイでは青い目の側の耳の聴覚が低い場合がありますので、定期的に動物病院などで確認してあげましょう。また、ブルーアイやオッドアイでは内斜視になる場合もあります。

遺伝性疾患を避けるため、TICAやカオマニーのブリーダー協会では、遺伝学者等のアドバイスに基づいて、青い目をもつ猫同士の交配や、オッドアイとブルーアイの交配を避けるという指針を設けています。

 

そのほか、猫一般でかかりやすい下部尿路疾患や毛球症、ストレス性疾患などにも十分に注意してあげましょう。