エジプシャンマウ

エジプシャンマウ


英語表記
Egyptianmau

原産国
エジプト

公認団体
CFA ・ TICA ・ FIFe ・ GCCF

毛種
短毛種

エジプシャンマウの歴史

エジプシャンマウは、古代エジプトの壁画や美術品に描かれた古い種類の猫と伝えられていますが、定かではありません。名前の「マウ」には、エジプト語で猫の意味があります。

 

近代になって小さな頭とすらりとした体型、独特の模様がよく似た猫がエジプトで発見され、ヨーロッパに持ち込まれて繁殖された後、アメリカにわたって固定化されたと伝えられています。

エジプシャンマウをイタリアで繁殖し、アメリカに持ち込んだとされるのは、ナタリヤ・トルベツコイと名乗る人物です。1897年に生まれたロシア王女と伝えられていますが、史実においてその人物の存在ははっきりしていません。しかし、この人物がエジプシャンマウの魅力を見つけ、ヨーロッパで繁殖したこと、アメリカに持ち込んで交配を行い猫種として確立させたこと、キャットショーに出展するくらいこの猫を好んでいたことは事実です。

晴れて新品種として公認を得たエジプシャンマウでしたが、数少ない基礎猫を土台に繁殖していたため、人気の高まりと共に近親交配により遺伝疾患に苦しむようになりました。

 

そこで、アメリカの繁殖家ジーン・ミルウッドはインドのニューデリー動物園にいたネコたちの血統を導入することにしました。おそらくはベンガルのヤマネコの血を引くと思われた猫たちを交配し、この異種交配はTICAに公認されることとなりました。しかし大きな猫血統登録団体であるCFAは、いったんこの交雑を認めはしたものの、後に方針を変え、エジプト土着の猫を交雑に使うべきとしました。そこで、繁殖家キャシー・ローワンは、エジプトから13頭のマウたちを輸入し、健全なエジプシャンマウを作り出すことに貢献しました。

なお、近年の遺伝子解析による研究では、エジプシャンマウの祖先はエジプト原産の猫ではなく、メインクーン、コラット、ターキッシュアンゴラと近縁である可能性が指摘されています。

 

エジプシャンマウの特徴

エジプシャンマウの目は独特な緑色をしており、「グースベリーグリーン」と呼ばれています。

前足よりも後ろ足が長いため、つま先立ちのような優雅な歩き方をしますが、実は非常に優秀なアスリートで、走る時のスピードは時速50kmにもなります。

標準的な体重は2.5~6kg程度とされています。

エジプシャンマウの性格

エジプシャンマウは繊細で感じやすく、怖がりな面があり、来客など他人には人見知りをしますが、家族に対しては愛情深く、そばにいたがります。

本来は活発で好奇心があり、ネズミ捕りなどのハンティングにも精力的です。

聴力や視力に優れているため獲物に対する反応が素早く、走るスピードも速いことから、大草原のハンターである豹やチーターを思わせます。

エジプシャンマウの飼い方

エジプシャンマウは家族が大好きで、賢く、しつけやすい猫です。愛好家のあいだでは、教えれば投げたボールを取って来るようになる、犬のようにリードをつけて散歩ができるとも言われています。運動とコミュニケーションを兼ねて、いろいろと遊びを教えてあげましょう。

高い所に上るのも大好きですので、キャットタワーを用意してあげましょう。

 

短毛ですので、被毛の手入れは簡単です。定期的にブラッシングやコーミングをしてあげましょう。

エジプシャンマウの毛色

エジプシャンマウはシルバー、スモーク、ブロンズの毛色があり、公認されていない色としてブラックとブルーがあります。

スポテッドタビーはエジプシャンマウ独特のタビーで、地肌までこのスポットで染まっています。

 

エジプシャンマウの気を付けたい病気

エジプシャンマウは何度かの交雑を経て遺伝性疾患の少ない丈夫な猫になりましたが、

他の猫もそうであるように中年齢以上になると膀胱炎や尿結石になりやすく、シニアになると腎不全になることが少なくありません。